北欧の美しいアートと建築
こんにちは。今年の3月にインテリアコーディネーター専門科を卒業しました冨澤と申します。
楽しかった町田ひろ子アカデミーでの2年間の学生生活も終わり、時間に余裕ができたので、かねてから興味のあったノルウェー・スウェーデン・フィンランドの北欧三カ国へ行ってきました。
そこで今回旅行中に出会った北欧の美しいアートと建築の中から少しご紹介をさせていただきたいと思います。
まず、最初に訪れたノルウェーの首都オスロにある国立美術館では、ノルウェーの国民的画家ムンクの「叫び」を鑑賞しました。
中央にいる人物が叫んでいる様子を描いた絵だと思っていましたが、本当は橋の上で空から聞こえる叫び声に恐れ耳を塞いでいる様子なのだそう。
見る人を惹きつける不思議な魅力のある絵でした。
この美術館では、ムンクだけでなくピカソやモネなど世界的に有名な画家の作品も展示されています。
同じくオスロ市内にあるフログネル公園では、ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの彫刻作品を鑑賞することができます。
広大な敷地にたくさんの作品が並んでいます。
この庭園のテーマが「人生と始まりから終わりへの旅」ということで、人の一生が彫刻で表現され、見ごたえがあります。
一番人気の橋の上にある可愛らしい「怒った少年」。
スウェーデンでは、ノーベル賞の晩餐会が開かれるというストックホルム市庁舎を見学しました。
2階にはノーベル賞祝賀会のダンスパーティーが開かれるという黄金の間があり、壁一面が1900万枚もの金箔のモザイクで飾られています。
ガラスの間に溶かし入れた金箔は、輝きが失われることがないと言われています。
ストックホルムの中心地からフェリーで50分程の場所には、北欧のヴェルサイユと呼ばれるドロットニングホルム宮殿があります。
スウェーデン王室の居城となっていますが、一部一般公開されています。
宮殿には珍しい図書室。
ブルーとゴールドが印象的な美しい寝室。
フィンランドでは、建築家アルヴァ・アアルトの自邸を訪ねました。
決められた見学の時間に行くと、スタッフの方が家の中を一通りガイドしてくださるので、デザインの由来や色々なエピソードを知ることができます。
光がたくさん入る柔らかい雰囲気の素敵なお宅でした。
中庭から見た外観。自然に溶け込む美しさ。
リビング。現在も人気の名作家具が展示されています。
アアルトの作業用の机。
ちょうどヘルシンキ中央駅前のアテネウム美術館でアアルト展をやっていたので、そちらも見学しました。
2017/9/24まで開催中とのことです。
北欧ではこのような観光地だけではなく、ホテルやレストランなど生活に密着した様々な場所で魅力的なデザインに触れることができました。
古いものや新しいものを問わず、北欧のデザインは自然から強いインスピレーションを受け、自然特に「光」が重要なポイントとなっているのがとても印象的でした。
そして、北欧はインテリアの勉強だけでなくご飯やお酒も美味しいのでとってもおすすめの旅行先です。(ノルウェーのフロムにあるエーギル・ブリッゲリーエ社の地ビールは最高です!)
今回の旅行でたくさんインプットしてきたものを今後のお仕事に活かせるようにしたいと思います。
インテリアコーディネーター専門科卒業生 冨澤